散らかった本棚
多鍵祭'21お疲れ様でした。 普段はイベントの感想などは書いていなかったのですが、今回は気まぐれで書いてみます。一番言いたいことだけ。
その書きたいことというのは、「全 キ ー 参 戦」というインパクト抜群なコメントとともに投下された「Water Balloons」のことです。 全20キー種を作るのは正直きつかったです。2分半の曲で20譜面作るのには、60~70時間ほどかかったかもしれません。 それでも、締め切り直前まで粘り、作品修正期間も最大限活用し、根性で完成させました。何が私をそこまで駆り立てたか。
それは、ダンおにが再び注目され、界隈に新規参入者が現れるのを夢見ていたからです。 私にとってダンおには、今なお進化し続けるリズムゲームです。 独自の多様なプレイスタイルをもち、それゆえに替えの利かない存在です。
しかし、多くの人にとって、ダンおには過去の存在であって、数ある思い出の中の一つでしかない。 彼らはダンおにそのものが好きなのではなくて、ダンおにをプレイしていた当時を思い返すのが好きなだけなのです。 「懐かしい」という言葉を目にするたびに、私は悲しくなります。 ダンおには過去のもの?思い出の中に存在するもの?
違う!!ダンおには独自の進化を遂げ、現在でも通用する完成度を誇る、唯一無二のリズムゲームです!! その多様性をアピールするために、ちょっとでも興味を持って、関連のあるページにアクセスしてくれた人に現在のダンおにの姿を見せるために、わざわざ20譜面も作ったわけです。 選曲も狡いことしてます。「Water Balloons」は「RHYTHMGAME MUSiC ESSENTiALS」というサントラに収録されているのですが、このサントラの楽曲をリズムゲームに使用して報告すると、 拡散してもらえる。「20種類のプレイスタイルをもつリズムゲーム」という、ダンおにを知らない人からすれば意味不明な情報が拡散されるわけです。 誰かにそれが刺さってくれることを期待しました。
しかし現実はそう甘くなかった。苦労の甲斐なく、外部のひとに私のメッセージが届くことはありませんでした。 一体どうすればダンおにを広めることができるのでしょうか。ずっとそのことを考えていますが、他に私ができることは何があるというのでしょうか。
ただ、界隈内の皆さんに絶大なインパクトを与えられたのはよかったです。衝撃が走った瞬間は、見ていてにやにやしていました。
以上、Water Balloonsの制作動機とその目的が失敗したお話でした。